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【イケメン革命】月小屋へようこそ【R-18】

第14章 6th Night 【レイ・ブラックウェル】※R-18



あっという間にレイの熱が
レイアの口内に広がっていく。

僅かな水音を立てて離れる唇を
名残惜しそうに見つめるレイアの顔を見て

レイは顔を少しだけ染めた。




「…二日会ってないだけで…随分誘ってる顔、すんのな」


「そ…そんな……!」


慌てて否定するレイアを、そのままレイはぎゅっと抱き寄せた。


「あ……」


思わず言葉を失ってしまう。



「……こないだは、一人にして悪かった」

「…え……」

「……あれ以上ここにいたら、手を出さないでいる自信、無かった」

抱きしめるレイの腕に力が込められる。



レイの言葉に胸の鼓動がどんどんうるさくなっていく。



「なぁ……どうして俺を指名したんだ?」



レイは直接レイアからの言葉を待っているようだった。


抱きしめられたまま、レイアはゆっくり答える。


「それは……レイに……」


首筋まで熱くなるのが分かる。


「………抱かれたかった…んだと…思う……」


その言葉を聞いて、レイは抱きしめていた腕を緩め、顔を覗きこんだ。


真っ赤に染まっている顔を見つめられ、余計に恥ずかしくなってしまう。


しかし、レイの方も少し赤くなりながら、熱っぽい眼差しでレイアを見下ろしていた。



「お前が望んでるなら…手加減しなくていいんだよな」



「えっ……」



「…俺を誰だと思ってんの?」


「あっ!」


レイは座っていたレイアをひょいと抱き上げ、ベッドの方へと運んだ。


「…俺は黒のキングだ。今まで来た奴らの中で『一番強い』ってこと…」


レイアは一瞬セスとの件を思い出し、一瞬不安の色を示した。


レイはそっとベッドに横たわらせると、レイアの顔の横に両手を突いて、ふっと笑う。


「そんな顔すんな…大丈夫だ。セスみたいに無理させねえから…」

「べ、別にその…」

心を読まれたような気がしてレイアは視線を逸らす。


「……でも…覚悟、して」


「えっ……んんっ…!」


レイはそのまま、レイアの唇を塞いだ。

触れるだけのキスが、角度を変えてついばむように重ねられていく。

微かな水音を立てながら、何度も何度も落とされるキスに
レイアの身体が甘くうずいた。

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