第12章 5th Night 【シリウス・オズワルド】※R-18
緩みきって力の抜けたレイアの身体をシリウスが抱きとめて支える。
「……可愛いな…レイアは」
耳元で囁かれる甘い言葉。
「あいつらが…夢中になるのも分からなくもねぇ…独り占めしたくなるな…」
「シ…リウスさ……んっ」
後ろから抱きすくめたまま、シリウスはレイアの唇を塞いだ。
「…ん……んん…」
優しく、丁寧に舌が絡められていく。
穏やかで、包み込むような…深くて優しいキスだった。
(ずっと……こうしていたい…かも)
それに答えるようにレイアも舌を少しずつ動かしていく。
お互いの舌が絡み合い、徐々に熱を帯びていく。
水音を立てて離れたシリウスは、眉根を寄せてレイアの顔を覗きこむ。
「……おい…そんなことされたら…もう我慢できねえぞ…」
シリウスは再びバスタブの中へ入ると
レイアを自分の目の前に向かい合わせで座るように促した。
「…こっち来い……」
レイアは自然にシリウスの肩に腕を乗せ、腰を沈めていく。
シリウスの固いモノが、蜜壺の入口に触れる。
「……んぁ……あぁっ!」
押し進められると同時に熱いお湯が入り込み
今まで感じたことのない快楽がもたらされる。
「あぁぁっ……シ、リウスぅ…!!」
シリウス自身はあっという間にレイアの最奥をとらえる。
ゆっくり大きなその動きが、じわりじわりと甘いしびれをおこしていく。
「……ぁ…あっ…んぁ……はぁっ…」
シリウスが律動を深めていくと、湯船にさざ波が立っていく。
「レイア……いいか…」
「…は、い……ぁ……んんっ…」
律動を速めたいシリウスに水圧の抵抗が邪魔していく。
「…くっ……もどかしいな……」
シリウスがレイアの腰をとらえ、己を最奥へ押し込めていく。
「んあぁっ……」
「……ちょっとつかまってろ?」
レイアはシリウスの大きな背中に腕を回し、言われたとおりに抱きついた。
シリウスはそのまま、レイアとつながったままバスタブを出ると、壁際にレイアを下ろした。
レイアの背中にひんやりした壁のタイルの感触が伝わる。
火照った身体が冷やされ気持ちがいい。