第12章 5th Night 【シリウス・オズワルド】※R-18

立たせたレイアの左腿を大きく抱え
シリウスは再び腰を動かしていく。


立ったまま繰り返される律動は当たる位置が変わり
また新しい快楽をレイアに落としていった。


「んあぁっ………あっ…あっ……あぁっ…！」


奥を突くたびに甘い声を漏らすレイアを見つめながら、シリウスも切なげに吐息を吐く。


「ん……どう、だ……レイア…っ」

「あんっ……あっ…気持、ち…い……い……ぁ…っ」

「……俺も、だ……っ……んっ……」

律動は徐々に速められていき
水を含んだ肌と肌のぶつかる音が、いつもより高らかにバスルームに響き渡る。


「シリウ、ス……ぅ……あぁっ…も……だめぇ…」

シリウスの腕をつかむレイアの指先に力がこめられ、絶頂が近いことを知らせる。


「レイア、まだだ……っ……一緒に……っ」

「……うん…っ……ぁ……」

レイアの身体にシリウスの重みが僅かにかかり、律動が一気に加速していく。


「あぁっ…あっ…あっ……も……だめ…イク……あぁっ！」

「……くっ……イクぞ……レイアっ……」


密着した二人の身体は
青白い光を放ち……


注ぎ込まれたシリウスの欲は
蜜壺から溢れ、内腿に白い河を作った。










「明日のご指名はもう決めたのか？」


お互いの身体を洗い合った後、並んで湯船に浸かりながらシリウスが問う。

「……はい」

レイアの小さな返事は迷いのない様子だった。

シリウスがふっと笑む。

「………レイか」

「えっ……どうしてそれを…」

当てられてしまい、レイアは頬を染める。


「レイにだけ…唯一抱かれてない」

「………」

「気になる…よな」

欲張りな自分を見透かされたような気がしてレイアは俯く。

「レイのやつ、相当喜ぶぞ」

「えっ？」

「顔や態度には出ないが…お嬢ちゃんのことはまんざらでもない」

赤い顔で見つめ返すレイアを見て、シリウスはたまらなくなり唇を重ねる。

「……んっ！」

「……そんな嬉しそうな顔、すんな……今は…俺の番だろ……」


「シリウスさ………んっ……」



重なる唇が深みを増し
月小屋の夜が静かに更けていった。