第2章 イントロダクション【ブラン・ラパン】※R-18
ブランは申し訳なさそうな顔を浮かべると
「レイア…力、抜いて、ね」
そう告げて、再び唇をそっと重ねた。
「……ん…」
今度は生温かい感触が唇をそっとこじあける。
「………んんっ」
ブランの舌が、優しくいたわるように
レイアの口内をそっと撫でていった。
(…ん……ブラン、さん)
ブランの舌がレイアの唇をゆっくり舐めていき
ちゅっと音をたてて離れた。
「…あ……」
レイアの見上げる瞳は熱っぽく潤んでいた。
「とても美しい…レイア、そんな瞳で見つめられたら」
ブランはレイアの耳元に唇を寄せる。
「優しくするという約束を……忘れてしまいそうだよ」
掠れた吐息混じりの声がレイアの耳にかかり
甘いしびれが全身を波打つ。
「…ぁ…っ」
思わず漏れ出てしまった声に、レイア自身が驚きを隠せない。
「ああ……レイア、いい声だね…もっと僕にその声を聞かせてほしい」
そう言ってブランはレイアの耳を甘く噛んだ。
「あぁっ……や…」
更に舌がレイアの耳を舐めとり犯していく。
「ひぁっ……ぁ……んっ」
「レイア…ここは月小屋……声は誰にも聞かれない…思う存分啼いていいよ」
「…そ…んな……あぁぁっ……」
ブランの唇がレイアの首筋に落とされ
強く吸われる。
その刺激が身体じゅうにつきぬけていく。
「あ…あぁ……っ」
何度も与えられたその甘い刺激は
首筋に赤い花を散らしていく。
「可愛い…レイア……」
「…や……ぁ…んんっ」
気付くとブランの手はレイアのブラウスのボタンにかけられ
徐々に剥いでいく。
「や…ブラン……あっ…」
露わになった胸元に、ブランはため息を漏らす。
「レイア…なんて美しいんだ……」
「や…だめ……」
抵抗の言葉も空しく
ブランの唇はレイアの胸元に落とされていった。
「あぁ……んんっっ!!」
白く滑らかなレイアの肌に
ブランの唇が水音を立てて落とされる。
「あ……ぁ……やっ…」
その唇は徐々に胸の頂を目指す。
(だめ…いや…)
ブランの指が下着にかけられ
露わになった頂が空気に触れた。