第8章 3rd Night 【セス・ハイド】※R-18
セスの舌がレイアの中で暴れ、
濃厚な、深みのある蜜の味が口の中へ広がる。
お互いの唾液と絡まり
溢れだしそうな蜜が水音を立てている。
「……んんっ、…はぁっ……」
「…ん……レイア、甘くて美味しい」
「…な……」
甘いのは唇に塗られた蜂蜜のせいなのに
名前を呼ばれたせいかレイアの胸がどきりとする。
「……なぁ?」
「…え」
セスは瓶をポケットにしまい、少しかがんだかと思うと
座っていたレイアをそのまま軽々と抱きかかえた。
「きゃっ……!!」
そして、そのままレイアをベッドに寝かせると、上にまたがり胸元のボタンを外していった。
「……あっ…」
いきなり体勢が変わったせいで酔いが頭に回り、身体が思うように動かない。
セスは露わになったレイアの胸元に
ポケットから取り出した蜂蜜を一気に垂らしていった。
「…ぁ……」
ひんやりした感覚が胸元に広がる。
「もっと…食べていいよな?」
「…えっ……あ……」
「…レイアのこと、朝まで食べつくすから…覚悟しろよ」
「……ぇ……あぁっ…!!」
セスの、噛みつくような激しい愛撫が
胸に落とされた。
「あぁっ……ぁ…セ、セスさ…ぁっ」
舌を這わせ、柔らかいところを何度も強く吸われ
甘いしびれが幾度となく降り注がれていく。
「はぁっ…ぁ……あぁっ」
(やだ……前より…)
日を追うごとに、同じ場所を攻められても
感度が高まっているような気がする。
セスは、蜂蜜を丁寧に舐め取りつつ、胸の頂に蜜をなすりつけるように舌を絡めていく。
ねっとりとしたものが絡み、強く先端を吸われ
レイアの身体はいつも以上にびくん、と反りかえる。
「……ぁ…セスさ……あぁっ!」
「レイア…いい声で啼くんだな……」
苛められてぷっくり膨れた胸の頂を指で弾きながら、上気した顔でセスが言う。
「その声…今夜だけ独り占め…させて」
セスはふっと微笑みながら自分のシャツを脱ぎ捨てた。
一つに束ねた長い髪が、逞しい肩からさらりと零れ落ちていく。
「もう…手加減できねぇぞ……」
「あっ……ぁ……っ」
セスの荒々しいキスが
レイアの首筋に落とされていった。