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【イケメン革命】月小屋へようこそ【R-18】

第36章 After few months【再会】



「鈍くなんか…!兄様、お前の気持ちくらい…」

「だから!!」

ルカはもう半分泣きそうだ。



「あんたは…鈍すぎなんだよ、自分自身の気持ちに…!!!」

そう言って思い切りヨナを突き飛ばす。



「どうして自分以外の誰かのために……父様や母様、俺、ランスロットを……傷つけないようにして、自分を傷つけるんだよ?!いい加減にしなよ!!」


怒りに満ちた瞳と、悲しげな瞳が交差する。


「もうやめてよそういうの………もっと迷惑かけて、嫌われなよ……」


ルカは俯いて絞り出すように告げる。


ヨナはゆっくりと、ルカの前に歩み寄る。




「………お前はやっぱり、兄様がいないと泣き虫だな」

「………っ!」


言い返そうと、キッと見上げたルカは
目線の先に涙を浮かべるヨナを見つけて目を見開いた。


「泣き虫のお前の言う通りだなんて…認めるのも腹立たしいけど」

そう言ってかすかに微笑む。


そして長いため息を一つつくと、空を見上げる。



「………警備の仕事をサボったらマズイからね、行くよ」


そう言って、先を歩き始めた。




ルカはヨナの背中を黙って見つめた。

少しだけ大きくなったように感じる兄の背を見ながら、ルカも一歩踏み出した。


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