第31章 few days later【ロキ・ジェネッタ】※R-18
「んー…アリス美味しい……」
ロキは舌先を胸に這わせながら、ぴちゃぴちゃと水音を立てて舐め始めた。
「……あぁん…っ………や…っ……」
舐めながら、ロキはレイアのブラウスを脱がし、あっという間に下着も剥がし取ってしまった。
すると、ロキはふと動きを止める。
突然止まった愛撫に、レイアは伏せていた目を上げた。
「………ロキ…??」
悲しげなオッドアイがあらわになったレイアの胸を見つめる。
「ねぇ…アリス……アリスの胸…ほんとに幹部全員に食べられちゃったの?」
「えっ……?」
聞き返すレイアには答えずにロキは指先で胸の頂に触れた。
「…あぁっ……」
びくん、と身体が勝手に反応する。
「俺だって……アリスのこと独り占めしたかったのに」
ロキは言葉を続けながら、指先での愛撫を止めない。
「…ぁ……っ…あぁっ……ん…」
「アリス…ねぇ、ここも食べられたの…?」
「…ぁ…ロキっ……!…や……ぁ…っ」
ロキの舌が胸の頂を包み、水音を立てながら絡みついた。
クセのある赤毛が胸元をくすぐり、もう一つの頂が指で爪弾かれる。
レイアの身体が何度も震え、そのたびに甘い蜜が下半身へと降りていく。
「今だけでいいから…今だけで…いいから……俺のことだけ見てて……お願いだよ……」
胸の頂を食みながら、ロキは途切れ途切れに甘い懇願をする。
舌先の刺激と、掠れたロキの声に、レイアの身体が甘くしびれていく。
落とされる刺激に身体が跳ねるたびに、微かに草の香りが漂い素肌をくすぐる。
人気のない涙の池は本当に静かで、ロキの吐息とレイアの甘やかな声以外は何も聞こえない。
「……んー………アリス」
レイアの顔を覗き込むロキは、紅潮し潤んでいる。
「……?」
レイアは目線だけで答える。
「なんか…喉乾いちゃったな…」
ロキの目が一瞬光り、三日月のような弧を描いてにっこり笑った。
「えっ………あ!」
レイアが体勢を変える隙を与えず、ロキはレイアのスカートの中へと潜り込んだ。
「やっ………ロキ?!…ぁ……っ!!」
スカートの中で、ロキは魔法のように下着を剥ぎ取った。外気に晒された蜜壺がひやりとして、溢れた蜜の多さを物語る。