第16章 7th Night【ゼロ】※R-18
「…ぁ……ゼロ…あ、あの……っ」
レイアは潤んだ瞳でゼロを見つめながら
顔を真っ赤にして絞り出すように告げた。
「……ちょ、直接……触って…」
「……っ」
ゼロは一瞬目を見開いて頬を染めたが、すぐにレイアの服のリボンを解きはじめた。
「……ゼロ…」
レイアは服を優しく脱がせてくれているゼロの腕に手を置いた。
「……ん?」
「…ゼロの服も……いい?」
「……ああ、レイアがそうしたいなら」
ゼロは自らの服を脱ぎ、鍛えられた浅黒い体躯を露わにさせた。
その身体には古い傷跡や、首筋から覗いていたタトゥが刻まれており、レイアの胸は僅かに高まった。
「……怖くは、ないか」
「えっ……」
ゼロは、自身の身体に釘づけになっていたレイアに
恐る恐る尋ねた。
「……ううん…あの……」
少し言い淀みながら、レイアは続ける。
「……触っても…いい?」
ゼロは少しだけ目を見開き、柔らかく笑む。
「……構わない」
レイアはゼロのタトゥをそっとなぞり、古い傷跡を辿っていく。
「……俺の『師匠』は少し手厳しくてな…あとは未熟だった頃に戦いで受けた傷だ」
ゼロの声はひどく優しい。
「これが…ゼロの生きた証なんだね」
「まぁ…そうだな……」
そう答えると、ゼロはレイアの服に再び手をかける。
露わになった胸元に散らされた、赤い花びらに
ゼロは苦笑する。
「……これは、黒の軍の宣戦布告か?」
「あ……それは…あの……」
「大丈夫だ……ヨナはともかくとして俺は気にしない」
ゼロは赤い花びらを指ですっとなぞると、
そのまま下着を下ろして胸の頂に触れた。
「……あぁっっ!」
レイアの身体が大きく揺れる。
触れるか触れないかの優しい刺激が
かえって甘いしびれを与え、下腹部を潤していく。
「や……んんっ……ぁ……はぁっ…!」
震えるレイアは身体の奥がうずくのを感じていた。
(あぁ……どうしよう……もっと…欲しい……)
「…ぁ……ゼロ……っ」
「……どうした?」
掠れたゼロの声が優しく響く。
言い淀み、躊躇いがちにレイアは続けた。
「……ここ……舐めて…ほし…」