第6章 冒険と探険。始まりの村
朝起きて目を開けると腕の中でスピスピ寝ているノエビアがいた
ノエビアの体温で温かくなってる体に心も温まる
しばらく見つめているとノエビアがゆっくり目を開けた
照れて顔を背けるノエビアの頭を撫でて朝の支度に取りかかる
下に降りてノエビアが朝御飯を作っている間にアンバーは二人を起こしに行った
ピンクの部屋を訪れノックすると全裸のピンクが煙草をくわえて出てきた
服は着るように促し、の部屋を訪れノックする
寝癖全開で全裸のがドアを開けたので急いで閉めた
王都の人間は全裸で寝るのが普通なのか?
しばらくして支度を終えた二人が降りてきたので4人で食卓を囲む
10ほどあるテーブルが今は寂しく感じる
宿屋と食堂がくっついてるので、人が居ない広い空間はとても静かに寂れている
「ノエビアとアンバーはどうする?この宿屋」
ドライフルーツを紅茶で戻し、全粒紛の堅焼きクッキーに乗せて食べる
塩漬けベーコンもカリッと焼いてありハーブソルトが効いてて美味しい
食料に困っていてもノエビアの作る乾物を使ったご飯は美味しい
客が来なければお金は入らない
しかし食材がなければご飯が作れない
「どうにもいかなくて・・・僕は続けていきたかったけど、一人じゃどうにもならないし。お義父さんお義母さんはここをたたんで一緒に暮らそうって言ってくれたんですけど・・・」