第6章 冒険と探険。始まりの村
「あいついなかったじゃん!呼んだのに来なヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」
ウサギがきれいに剥かれてる上になんか捌いてる
きれいに着ぐるみ脱いだように頭以外ペロンとしている体
そして木の棒に刺さって焼かれている肉
「おかえりー、あっそう。いねーのかよ。ちょうどよかったウサギ食おうぜ」
信じられない
思わず気絶した
「ん・・・」
目を覚ましたら家の天井が目に入る
どこなのかと周りを見渡すとちょうどドアが開いて誰か入ってきた
覗き込んできたのは金髪に近いクリーム色のボブカットに長く垂れた耳、クリっとしたブラウンの目をしたウサギだった
「目が覚めましたか?起き上がれますか?」
少し高めだが、男の子の声だ
「ありがとうございます、ここは・・・?」
背中にクッションを入れて目の前のトレーには水の入ったコップが乗っている
水を飲んで一息つく
「下で朝食を召し上がっておられますよ、食べられるようならお持ちしますね」
状況が把握できないので起きてあの野郎のいるところへ行くことにした
美味しそうにサラダや野菜炒めを食べているピンクがを見て手を振る
「おはよう!いやー、昨日は大変だったぜ!」
気絶した私を抱えてとりあえず町に戻り、閉まっていた宿屋の戸を叩いたら出てきてくれたのがこのノエビアと言うロップイヤーウサギらしい