第4章 この世界の生活
「うふふ、分かったわ。作っておくわね、とりあえず」
そう笑ってパンッとアマネイが手を打つと、目の前には白いブラウスと黒のパンツとパンプスが現れた。
それは私が脱がされたまま行方不明になっていた着てきた服だった。
綺麗に畳まれているそれは公園で転んだり隠れたりして汚れ破れていた服とは別物のようだ
アマネイはの前に跪くとブツブツなにか呪文を唱えて手の甲にキスした。
「これで、私はのド・レ・イ。いつでも呼び出して頂戴」
手の甲を見てもなにも変わったところはないが、なにかされたようだ。
「これは貴女が着てきた服に似せて作ったから着てみてくれる?それと隣にお風呂作っといたからどうぞ使って」
手渡された服とアマネイを交互に見る
「アマネイ・・すごく嬉しい、ありがとう」
女性心が分かるのはやはり女性だなと、痒いところに手が届くおもてなしに滅多にない笑顔を向ける
「あっ!あひーんっ!!!」
何故か白目向いていきなりビックンビックン倒れたアマネイにドン引きする
なんなんだ
「はぁはぁ、ご、ごめんなさいね・・・私は隷属した相手の喜びの感情をご馳走に受けとるんだけど、今までユグドラシルしか隷属してなかったから・・・こんな・・・快感・・・初めて・・」
うっとりと自分の小指を噛んでるアマネイにドン引きしながらそうですかと答え、お風呂場に向かった
シャワーは無いものの少し温い浴槽に浸かり、花びらが入った石鹸で体を洗うとほっと息をついた