第4章 この世界の生活
とりあえずジールに皇の番としてではなく客人としてみんなに紹介したいと言われ、支度をすることにした。
あの変態に全身くまなく舐め回されたのでお風呂に入りたい
不思議なことに舐め回されたことで汗拭きシートで拭いたようにサラサラしているが、それでも嫌だ。
新しい服にも着替えたい。
そうユグドラシルに言うと、分かったと頷き指を鳴らす
よく響く指パッチンの後、皇の背後の床が黄色く光り、片膝をついたハーレムの踊り子のようなオカマが現れた。
「お呼びかしら世界樹の皇。あら可愛い子を連れているのね」
ツカツカ高いヒールをならし近づいてくる伸長2メートルの細マッチョ
長い髪を高い位置でポニーテールにして、透ける素材のハーレムパンツに金の装飾品をジャラジャラ着けている
凄い圧を感じる
見た目インパクト的な意味で
『アマネイ、は私の番だ。彼女の助けになってあげてほしい』
の肩を抱き寄せて髪にキスするユグドラシルと、こんにちはと挨拶するにでかいオカマはいやーん!と大声を上げた
思わずビクッとしてしまった
「こんな可愛い番どこから拐ってきたのよー!私はアマネイ。イエロートパーズの精霊(ジン)よ!裁縫が得意なの、よろしくね」
黄色とオレンジのマニキュアとジャラジャラついてるブレスレットで、オシャレなのは分かる。業界の衣装さんみたいな感じだなと勝手に納得する
「です、よろしくお願いします」
求められた握手に手を握り返すと、アマネイにガッツリ抱きつかれた。
頭の先から胸から太ももからくまなく撫で回される
「が呼んだらすぐ来れるように、扉を繋げておくわね、ご用の際はいつでも呼んで頂戴。とりあえずボディパーツは測れたから適当に10着ほど作っておくわね。何系が良いとか要望あるかしら」
あ、変態が増えたと思ってたら体のサイズ測られてたのか
「あまりヒラヒラはちょっと・・パンツスタイルが好き。あと、アマネイさんってお部屋作れる?これと同じベッドで寝るの嫌だから私の部屋がほしい」
これ、と指指されたユグドラシルがショックを受けた顔で訴えてくるが、そんな可愛いもんじゃないのは知ってる。
寝てても構わず舐め回されたり犯されたり、気絶しても構わずレイプするような変態とは一緒に寝られない。