• テキストサイズ

炎の華と氷の心

第7章 頂上戦争


「湾頭横一列に何かいます!……すげえ数だよい……」

マルコが白ひげに報告する。

「アレが噂に聞く……『人間兵器』か……」

開戦より約一時間半の死闘を経た頃、海軍が大きく仕掛けた。
戦争は急速に流れを変え、最終局面へと一気になだれ込む。

「人間兵器!!?」
「知ってるのか?」

スズシロに聞かれ、リラは頷いた。

「噂には聞いていたわ……Dr.ベガパンクがいろんな事件にパシフィスタを送り込んでるって……」

『人間兵器』の痛烈なる攻撃が近辺の海軍をも巻き込みながら海賊達を蹴散らしていく。

「きゃ!……アイツら私たちまで巻き込んでるじゃない!」

攻撃はもちろん当たらないが、凍らせるのにも限界がある。

「己らの犠牲も厭わんのか……!後方の敵に構うな野郎共ォ!一気に広場に攻め込むぞォ!!」

白ひげが叫ぶ。
それに負けじとセンゴクも声を張り上げた。

「全隊直ちに氷上を離れろ!」

すぐに全員が氷上から退く。

「海賊達を決して広場に上げるなァ!!全ての映像が切れた時点で包囲壁を作動!その後すぐにエースの処刑と共に敵を一網打尽にする!!」

わぁぁー!と海兵たちの士気が上がる。
戦争は最終局面へ向かう……!!!
/ 75ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp