第3章 CHAPTER.1
ナガミミ「ヤレヤレ・・・。
そんじゃあ、いよいよ出陣だ。東館1Fポータルフロアで待ってるぜ」
話は終わりらしくナガミミは立ち去った。
私達も用事が済んだしさっさと研究開発フロアからエリアジャンプでポータルフロアへ飛んだ。
・・・マジで便利だな。
シオン「ポータル行く前に、スキル・・・新しいの見とこっか」
セツナ「そうだな・・・どう言ったスキルを扱えるのか、把握しておくのは大事な事だ」
通信機を操作して、メニューを開いてカスタムポップアップを表示した。
・・・なるほど、このSP(スキルポイント)と言うのを消費して新しくスキルを覚えていくのか。
まだ覚えられるスキルは少ないけど、少しずつ覚えていくのに最適かもしれない。
私達はそれぞれ自分の戦闘スタイルに合わせて、新しくスキルを開放した。
実際のスキルはバトルにならないと確かめようが無いし、あとは実戦あるのみ・・・か。
武器も揃えた、スキルも覚えた。
あとはミッションを開始するだけ。
私はポータルフロアのドアを開いて中へ入って行った。
アリー「あ、来た来たー!」
シオン「・・・ここは?」
ジュリエッタ「ここはノーデンス社のコア技術、ポータルシステムの試験場よ。
さっき、これからアンタに4体の真竜検体を回収してもらうって言ったけど・・・どうするんだ〜って思わなかった?
だって、いまの地球上に真竜なんていないじゃない」
シオン「それは・・・確かに。
実際に、私達もドラゴンを見たのは昨日が初めてだし」
ジュリエッタ「でしょ?その答えがこれよ。
アタシが開発した、この超小規模時空間転送装置──。
驚かないでほしいんだけど・・・つまりは、タイムマシンよ」
シオン「・・・・・・はぇ?
・・・え、タイムマシンって・・・過去とか未来とかを、ポンポン行き来出来ちゃう・・・アレ?・・・えっ!?」
アリー「(わぁ・・・ビックリしちゃってシオンってばカワイイ・・・☆)」
ジュリエッタ「んも〜!
だから驚かないでって言ったのにぃ。
(アリーがキュンキュンしてんじゃない・・・!)」
ナガミミ「いや、そりゃ驚くだろ・・・」
何気に凄いのばっかを聞かされたけど・・・ここにきてまさかのタイムマシン・・・。
・・・ノーデンス社、パネェ。