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鍵の歯車【7竜】

第3章 CHAPTER.1


せっかくだしエリアジャンプも使ってみた。


・・・なんと言うか、凄い。

通信機のRボタンを押して、行きたい場所を選んだら・・・次の瞬間にはそのフロアに移動していた。


ほんの数秒前まで本館の3階に居たはずなのに、一瞬で東館の2階へと移動している。

これには3人で固まった。




シオン「(・・・ノーデンス社、恐るべし)
えーと、入口は・・・ここかな?」


ガチャ


ナガミミ「よう、来たな。
ミッチー、コイツが例の新人調査員だ」

研究員ミッチー「ハッハー!ウェルカムアワーラボ!
ココはドクター・ジュリエッタのラボ。アリエナイものは何でも研究してるよ!
アーハーン?
ユーがニューフェイスの13班?アリエナイってウワサは既にリッスン!アリエナイってのはユーの能力!人間なのに?人間離れしたパワー!そのアリエナイバディにシークレット!
ミーはユーたち能力者の潜在能力を引き出しちゃうスペシャリスト!心と身体の悩みは、ミーにリッスン!」

シオン「・・・・・・・・・あー・・・うん。
よろ・・・しく・・・」




・・・ア・・・アリー以上のテンション居た・・・!!




ナガミミ「おう・・・。
とりあえず、いまは急ぎなんでな・・・手っ取り早く、コイツら使えるようにしてくれよ」

研究員ミッチー「オーゥケーィ!
まかせなサァァイ!注射のジカンですヨォ!」

シオン「え、注射?」

セツナ「・・・注射でもなんでもいい、さっさとこの男から離れたい」

リョウ「わー、注射でパワーアップとかドーピング?オレ、ムッキムキとかになりたくないなー」

研究員ミッチー「13班・・・クローズ、ユア、アーイズ・・・。
メェ、トジテ、クダサーイ・・・」




とにかく、私達は言われた通りに目を閉じた。
・・・急にカタコトになるとか、怖いんだけど。




研究員ミッチー「フィニィィィッシュ!」


プシュン・・・!



ナガミミ「フヒヒヒ・・・どうだ、いい感じで覚醒できただろ?」

シオン「・・・、確かになんか頭がスッキリしてる・・・かも」

研究員ミッチー「コレでユーはニュースキルをゲットできマァス!
スキルは通信機メニューのカスタムでチェック!
コングラッチュレイッションッ!」




・・・何気に凄い事ばっかだな、ノーデンス社って。
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