第3章 CHAPTER.1
せっかくだしエリアジャンプも使ってみた。
・・・なんと言うか、凄い。
通信機のRボタンを押して、行きたい場所を選んだら・・・次の瞬間にはそのフロアに移動していた。
ほんの数秒前まで本館の3階に居たはずなのに、一瞬で東館の2階へと移動している。
これには3人で固まった。
シオン「(・・・ノーデンス社、恐るべし)
えーと、入口は・・・ここかな?」
ガチャ
ナガミミ「よう、来たな。
ミッチー、コイツが例の新人調査員だ」
研究員ミッチー「ハッハー!ウェルカムアワーラボ!
ココはドクター・ジュリエッタのラボ。アリエナイものは何でも研究してるよ!
アーハーン?
ユーがニューフェイスの13班?アリエナイってウワサは既にリッスン!アリエナイってのはユーの能力!人間なのに?人間離れしたパワー!そのアリエナイバディにシークレット!
ミーはユーたち能力者の潜在能力を引き出しちゃうスペシャリスト!心と身体の悩みは、ミーにリッスン!」
シオン「・・・・・・・・・あー・・・うん。
よろ・・・しく・・・」
・・・ア・・・アリー以上のテンション居た・・・!!
ナガミミ「おう・・・。
とりあえず、いまは急ぎなんでな・・・手っ取り早く、コイツら使えるようにしてくれよ」
研究員ミッチー「オーゥケーィ!
まかせなサァァイ!注射のジカンですヨォ!」
シオン「え、注射?」
セツナ「・・・注射でもなんでもいい、さっさとこの男から離れたい」
リョウ「わー、注射でパワーアップとかドーピング?オレ、ムッキムキとかになりたくないなー」
研究員ミッチー「13班・・・クローズ、ユア、アーイズ・・・。
メェ、トジテ、クダサーイ・・・」
とにかく、私達は言われた通りに目を閉じた。
・・・急にカタコトになるとか、怖いんだけど。
研究員ミッチー「フィニィィィッシュ!」
プシュン・・・!
ナガミミ「フヒヒヒ・・・どうだ、いい感じで覚醒できただろ?」
シオン「・・・、確かになんか頭がスッキリしてる・・・かも」
研究員ミッチー「コレでユーはニュースキルをゲットできマァス!
スキルは通信機メニューのカスタムでチェック!
コングラッチュレイッションッ!」
・・・何気に凄い事ばっかだな、ノーデンス社って。