第13章 梟谷学園!
あ…。
櫻と同じ部屋を使うんだ…。
はあ。母さんは何を考えてるのかちっとも検討がつかない。
赤母「京治。少し話しましょう?」
赤「うん。」
なんの話だろ。
赤母「櫻のことなんだけどね、聞いたかもしれないけど今日から私たちの家で暮らすことになったわ。」
しってる。
赤母「それでね、私たちのことをお母さんとお父さんって呼びなさいって言ったの。もう、彼女は私たちの家族だから。あなたはいやかもしれないけどお兄ちゃんって呼ばせられないかなって。」
俺のことを?櫻が?お兄ちゃん?
赤「ごめん。それはいやだ…。櫻の兄貴にはなりたくない。」
櫻の兄貴になれば付き合うことが許されない。
そんなのはごめんだ。
赤母「そう。でもね?この話は櫻にも言っておきなさい。隠し事をされるのは嫌がる子でしょ?」
しってる。
赤「わかった。」
ガチャ
櫻「お風呂上がったよー!」
!!
今の話聞かれてた?
赤母「はいはい。お疲れ様。京治、入りなさい。あなたが出たらご飯よ。」
わかった。つか、腹減った。