第2章 # Love Situation
プランが真っ白になってしまった俺は 、〇〇の好きなコーヒーのあるカフェに入る 。
いつも座る 、一番奥の席 。
〇〇「 コーヒーはやっぱりここが1番だよね~ 」
満面の笑みでコーヒーを飲む〇〇 。
〇〇のこの笑顔を見れただけで 、俺は世界一シアワセ者だって 心の底から思うんだ 。
会えなかったのはたったの3日なのに 、その間にあった出来事の話や 仕事の話 、テレビの話 ...
そんなくだらないことを話していると 、あっという間に窓からはオレンジの夕陽が射し込んでいた 。
チラッと腕時計を見る〇〇 。
「 どした ? 何か用事 ? 」
〇〇「 違うよ 、雅紀と話してると 時間経つの早いなーって 」
またそうやって 、無意識に嬉しい事言う ...
「 そろそろ出る ? 」
〇〇「 そうだね 」
カフェを出て 、また歩き出す 。
〇〇「 ねぇ 、まだあの公園 イルミネーションやってるかなー ? 」
「 あぁ 、行ってみる ? 」
〇〇「 うん!」
クリスマスの時期に行った公園で見たイルミネーションが〇〇のお気に入り 。
「 あれ ... 」
〇〇「 ない ... 」
ふたり顔を見合わせて吹き出す 。
「 ふふ 、さすがに無いかぁ~ 」
〇〇「 あぁ 、残念 ... 」
とりあえずベンチに座る 。
〇〇「 うぅ~ 、さむ っ ... 」
そう言うと 、俺のポケットに手を突っ込む 。
〇〇「 雅紀のポケットの中あったかーい ♪ 」
「 そんなに寒いなら帰る ? 」
〇〇「 えぇー っ 、まだ帰らない っ 」
全く ... そう思いながら不意に空を見上げた 。
「 あ ... 、ねぇ〇〇 ... 」
〇〇「 ん~ ? 」
見上げた空には 、都会とは思えないほど 無数の星が瞬いていた 。
〇〇「 うわぁ ...!」