第7章 # ミラクル・サマー
『 今日はありがとう!よかったら今週末 飲みに行かない ? 』
そう送ってから1時間 、2時間とあっという間に時間が過ぎていく 。
無事に帰れたんだろうか ... 、夜も遅いからもう寝たんだろうか 。
時間が経つにつれ 、自分の中で〇〇ちゃんの存在が大きくなっていく 。
そしていつの間にか自分も寝てしまい 、すっかり日が昇った頃 。
待ちに待った返事が来た 。
少しドキドキしながら開いたメッセージ 。
〇〇『 返事遅くなってごめんなさい!土曜日の7時半なら大丈夫ですよ!』
これは ... っ
すぐに返事をしていいものなのか 、同じくらい時間を開けた方がいいのか ...
なんて らしくないカケヒキをしてみたり 。
結局 2時間に 、
『 じゃあ 、土曜日の7時半に〇〇駅集合で!』
デートの日程が決まってから当日までは 、ものすごく長くて 。
まるで女の子みたいに 、着ていく服で何時間も悩んだり ...
そしていよいよデート前日 。
本当にこの服装でいいのか 、何度も鏡の前に立ち ...
ベッドに入ってからも 、〇〇ちゃんのことで頭が一杯で なかなか寝付けなかった 。
俺 、〇〇ちゃんのこと 、本気なんだなぁ ...
社会人も二年目で 、毎日仕事に追われる日々 。
自然に彼女が出来るだろう なんて思ってたけど 、現実は違くて 。
でもそんな時に現れた彼女 。
嫌々参加した合コンでこんな出逢いが出来るなんて ...
そんなことを考えていると 、いつの間にか眠りに落ちてしまっていた 。