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affection【 気象系短編小説 】

第4章 # 青春ブギ


~ 松本side ~

俺は今まで生きてきて 、自分から告白なんてしたことなかった 。

黙ってても 女の子から告白してくるから 。

正直 、女の子なんてチョロいって 、自分から告白しないと彼女が出来ない男なんてダサいって思ってた 。

けど ...

高校に入学して 、廊下ですれ違った〇〇ちゃんを見て 、初めて自分から告白しようと決めた 。

今すぐ告白しないと 、取られちゃうと思ったから ...

そう 、人生で初めての告白を 〇〇ちゃんに ...!

俺は 、校門で〇〇ちゃんを待ち伏せた 。

1人で学校から出てきた〇〇ちゃんに声を掛ける 。

「 あの ... っ 」
〇〇「 ... はい ... 」
「 俺 、C組の松本って言います 。良かったら ご飯どう ? 」
〇〇「 ... いい ですけど ... 」

ヨッシャ!
とまどいながらもOKしてくれた瞬間 、心の中では大きなガッツポーズ 。

ここからは いつも通り ...

「 前廊下で見かけた時 、すげぇカワイイ子いるなぁって思ってさぁ ... 声掛けたんだ 」
〇〇「 やだなぁ 、全然でしょ ? 」

歩きながら話す 。
おかしいな ... 、普通の子なら これでグラッと落ちるのに ...

ファストフード店に入り 、席に座る 。

「 〇〇ちゃん 、可愛いし 彼氏いるでしょ ? 」
〇〇「 ふふ 、いないよ ? もしいたら 他の男の子と2人でご飯なんて行かないよ 」

やっぱりいい子 ...

「 んー 、じゃあ好きな人ぐらいはいるよね ? 」
〇〇「 えぇー ... 、まぁ ... 」

そう言って少しだけ 顔を赤らめて俯く〇〇ちゃん 。

か 、可愛い~ っ ...

... じゃなくて っ!なんとかして落とさないと!

その後は 、連絡先を交換し 、店を出て解散した 。

俺の中で 、初めて恋愛に対する不安が生まれてしまった 。
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