第5章 赤の奇跡
櫻井「そっ…か。…ほら、
続きやるぞ!!」
そう。あなたは
何にも思わないよね。
学年トップの成績で、
顔もよくて友達もたくさんで。
幼馴染じゃなければ、
私たちは話すこともないだろうね。
櫻井「じゃあさ、
クリスマスにダブルデートしよう!
お前の彼氏と、俺も彼女連れて行くからさ!」
え、彼女…
「彼女いたの!?え、いつ!?」
さっきのあなたは冷静だったのに、
私はこんな反応をしてしまう。
櫻井「最近付き合い始めたんだよ。
誰かは内緒だけどな。
よし、決まり!!
彼氏にも伝えとけよ!」
どうしよう。
彼氏なんていないのに!!
うー。でも…
「わかった!」
誰かに彼氏のふりしてもらおう!!