第5章 赤の奇跡
櫻井「おま、ほんとにバカだなー。」
「いやいやいや、翔ちゃんの
教え方が悪いんじゃない!?」
いや、翔ちゃんの教え方が
とてもわかりやすくてうまいのは
知ってます。
でもね、今はそれどころじゃないのです。
櫻井「"彼氏と行く
クリスマスイルミネーション"
なんじゃこれ??」
机の下に隠してあった、
雑誌を引っ張り上げる翔ちゃん。
「ああ!それはダメー!」
彼氏などいないのに、
こんな雑誌を買ってしまった私。
櫻井「なに?彼氏できたの?」
う。
いないよ。いるわけない。
「できたもん!」
あーまたやっちゃったよ。
なんで素直になれないんだ。
これが私の悪い癖。
ツンデレ??