第5章 赤の奇跡
クリスマス当日。
電車で一時間ほどのところへ
イルミネーションを見に行くことに。
駅に一番に着いて待っていると
F「おーい!お待たせー!」
翔ちゃんと仲良しのFくん。
絶対に内緒って約束して、
彼氏のふりをしてもらうことに。
「バレないかなー?」
F「上手くやるよ!でもなー、
なんでは
天邪鬼なんだろ。
早く告白しちまえよー!」
「いや、無理無理!!」
K子「おはよー!お待たせ!」
え、翔ちゃんの彼女って…
そこにいたのは、私の親友の
K子だった。
だって、なんで!?
そんなこと一言も言ってなかった!!
2人に背を向け、必死に涙を堪える。
だめだ。泣かない。
今日は楽しまなきゃ!!
2人の姿に胸が
ズキズキするけど、
ここは我慢だ。
2人を祝福しないと。