第3章 緑の奇跡
結局、悩みに悩んで、
セーターにしてしまった。
待ち合わせの午後1時。
相葉「お待たせー!寒かったでしょ!」
私服姿の相葉くんにきゅんとしながらも、
私は笑顔を見せた。
「大丈夫だよ!あ、相葉くん、お誕生日おめでとう!」
言えた。一番最初に言いたかったこと。
相葉「え!俺が誕生日ってなんで知ってるのー!?」
そ、そんなにビックリすること?笑
「A子に聞いたんだよ!」
相葉「あーそういうことね!ひゃひゃっ!
あ!じゃあ、今日誘った理由も気づいちゃった?」
「今日誘ってくれた理由??」
理由なんてあったのか?
相葉「それはねー、へへっ。
俺がちゃんのこと好きだからです!」
…へ?
「え、えっと。」
サラッと言われたけど、
今のはなんだ。