第2章 黄色さんの奇跡
「ん!美味しい!でもさむーい!!」
二宮「さみーわ。」
とか言いながらも、一緒にアイス食べてるやつ。
優しいね。笑
二宮「せめて中で食べません?」
「いや、だって…。」
二宮「?」
だって、ショッピングモールの中には、
同じクラスの女の子3人組がいたんだもん。
勘違いされたら和也に迷惑かけちゃうしさ。
幼馴染だってことはみんな知ってるけど。
ふと和也はモール内に目をやり、
二宮「なるほどね。」
と言った。
わかった…のかな?
それからアイスのゴミを捨てて、
和也と公園に行った。
マンションの下の、小さい頃からよく遊んでる公園。
何も言わずに、それぞれブランコに乗る。
ブランコのキーッて音がたまに鳴るだけ。