第2章 キミの誕生日 美風藍
「やばい、早くしなきゃっ」
美風さんから、電話がかかってきた
(家に来い?どうしてだろう・・・)
そう思いつつ急いで変える準備をする
「ちゃんどうかしたんですかぁ?」
「那月くん」
同期のSTARISHとは、年齢が近いので名前で呼び合っている程仲が良い
「ちょっと美風さんに呼ばたの」
「藍くんがですかぁ・・・早く行った方が良さそうですねぇ」
「そうかな・・・待っててくれると思うんだけど・・・」
「レディは鈍感だね」
「何処が鈍感なのよ」
「自分の目で確かめておいで」
「変なレンくん・・・分かった、もう行くね」
「頑張れよ」
「何を頑張ればいいのか分かんないんですけど翔くん。先に行くね。じゃあ、バイバイ」
「さん、気付いてないんでしょうか」
「まあ、レディはそんな感じだけどね」
「まあ、藍にも言われたとおりにしたからいいだろ」
「君たちに言っておくね。今日の誕生日って事、覚えてるよね」
「当たり前だって」
「だからお願いがあるんだ。に電話をかけるから、素直に送り出して、よろしく。じゃあ」