第2章 キミの誕生日 美風藍
「、今から僕ん家来て」
「いっ今からですか?分かりました」
ツーツーツー
仕事が終わる時間に電話をかけたんだけど
はぁ.........また敬語じゃん
全く学習しない彼女にいつもあきれる僕
これが日常になってきた。
もともとは、事務所の後輩だ。STARISHの同期でアイドル兼女優業もやっている。作詞・作曲した曲は社長達から高く評価されている。
最初は研究対象としか興味が無かったが、陰で努力する姿を見てどんどん惹かれていった
告白は僕からした。でも返事は“ごめんなさい。まだ、美風さんの事あまり分かりません。なので、私が好きになったら告白しても良いですか?”と言われた。
数日後、に呼ばれた。告白をするためだった。
の唇に人差し指を当てて
“キミからの告白は聞きたくない。僕にも意地がある。僕と付きあってくれる?”って言った
告白をされた、と言う事実は嫌だった。なら、自分からしたほうが良かった
それから、今に至る。
「半年しても苗字で呼ぶのってどうなの」
僕はあだ名で、彼女は苗字で呼ぶ
嶺二にも「藍あいとちゃんって凸凹カップルだね~。事務所公認なんだからもっとイチャイチャしたら?」って言われた
イチャイチャする?何それ。そう言って嶺二に返事した
今、何を考えているの。楽しいの、悲しいの、辛いの?
にとっての幸せは何?僕と一緒にいるのは嫌?
「何考えてるんだろう。ばかばかしい」
1人でいると頭の中にはこんな事ばかり出る
「遅い」