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キミとの恋愛日記

第4章 サックス 神宮寺レン


突然の事で頭が回らなかった
(何で何で!?)
「どっどうして神宮寺せっ先輩がいっいるんですか!?」
「子羊ちゃん落ち着いて。裏声になってるよ?」
(はっ初めて先輩の声聞いた...)
声を聞いたのも初めてだから、話すのなんて勿論初めてだ

「えっあっごっごめんなさい」
急いで木のそばから離れて去ろうとしたら
「待って」
腕を掴まれる

「なっ何ですか?」
「名前、教えてくれない?」
先輩がじっと私の顔を見る
だんだんと顔が火照っていくのが分かった
「.........です」
「ちゃんね...」
恥ずかしすぎて口数が減る
「なるほどね。じゃあ、ちゃんにしよう」
「あのっ用事があるんでもう行きます」
「まだっ」
先輩の声が聞こえたけれど、それを無視して真っ赤な顔を隠しながら部屋へと帰った

「あのっ遅れてごめんなさい」
「おっそーい」
「全くだ」
「遅刻だね」
「あのっ蘭丸先輩は?」
「らんらんはまだだよーそれより曲は?」
「あっこれです」
「ふーんいいんじゃない?」
「紅茶」
「あっどうぞ」
私は作曲家(マネージャー扱いされている)をやっている
「はぁ、疲れる」ボソッ
「何か言った?」
「......気にしないで下さい」
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