• テキストサイズ

おそ松さん〜恋セヨ松野さん〜

第7章 あの約束、忘れちゃダメだよ?



(誘いたい…!十分だけでいいからゆめ美ちゃんを延長したい!いや待てやめろ!延長とかなんか響きがおかしいよ!その響きだけで下半身が反応しちゃうから!よせチョロ松!二人きりの時は紳士になるって赤塚先生に誓ったじゃないか!!)


勝手に興奮し勝手に暴走するのがチョロ松である。

ついに顔から湯気を立て始めた彼の耳に、隣からまたしてもクスクスと控えめな笑い声が聴こえてきた。
ハッと我に帰り、しょんぼり眉尻を下げる。


「ごめんほんと…僕、変だよね」


チョロ松が恥ずかしそうに俯くと、ゆめ美は小首を傾げて覗き込んだ。


「ううん、顔がコロコロ変わって面白いなぁって思って」

「そうかな?あははは…こんな顔でよければいくらでも見せようか?そこのファミレスで」

「え…?」


延長を切り出したチョロ松。
反応が気になりチョロ松が顔を上げると、ゆめ美は照れくさそうに笑う。


(これはもしやみみみ脈あり!?)

「……チョロ松くんが時間平気なら」

「はいよろこんでーー!!」


彼はちぎれる勢いで首を縦に振ったのだった。



/ 442ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp