• テキストサイズ

おそ松さん〜恋セヨ松野さん〜

第29章 ※トド松エンド 人を好きになるって



指の愛撫は、刺激に慣れていないゆめ美に強烈な快感を引き起こす。


「あ、だめ、や、め…っ」


縋るようにゆめ美はトド松に抱きついた。
トド松は片手でゆめ美を抱き寄せ愛撫を続ける。気持ち良くなっているゆめ美の快楽の波を途絶えさせない為に、腕の疲れなんて無視して刺激を与え続ける。


(あの日、一松兄さんは——)


行為の最中なのに、トド松は四男の顔を思い浮かべていた。
こんな時になぜ思い出してしまうのか。


(ボク、なに嫉妬してんだろ…)


ゆめ美と一松、二人の間に特別な絆を感じたのは気のせいだったのだろうか。

こんな風に乱れるゆめ美を知っているのは自分だけなのだろうか。


(どっちにしたって、ボクが一番になればいいだけ。ユメの一番に——)


だってユメはボクを選んでくれた。彼氏という特権を持つのはボクだけなんだから——トド松は必死にそう自分に言い聞かせ嫉妬に抗う。


「トッティ、私、もう…っ」


ゆめ美が背中を浮かせて切なげに鳴いた。
その絶頂のタイミングを逃すことなく、抱きしめる力を強めて指でグニグニと蕾を押しつぶす。


「うん、イっていいよ、ユメ」


低い声で囁き、二本の指で蕾をきつく挟んだ。


「ーーーッ!」


トド松の腕の中、ゆめ美は呼吸をするのを忘れるくらいの快感に襲われ、全身を弛緩させた。




/ 442ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp