第24章 チョロ松ルート1 病魔に侵されるシコ松
あまりのクズっぷりに、それまで沈黙を守っていたダヨーンがついに口を開く。
「お前らやっぱりクズダヨーン!そんなんだから無職童貞なんダヨーン!」
「うるせぇ!お前らなんて中年素人童貞のくせに!」
「そーだそーだ!性欲まみれー!」
汚い暴言を浴びせるおそ松やトド松達に対し、デカパン博士はついに強行する。
「問答無用ダス!!しのごの言わずに言ってくるダス!!ホエホエーーッ!!」
スパパパーンと博士が五人の頭にアンテナを取り付けると、ダヨーンが即座にメカを起動させた。
途端、強烈な眠気に襲われる五人。まるで操縦されているかのように身体の自由が利かなくなる。
「あーーッ!なにすんだよ!!やめろ……きか…い……を……と………め…………———」
「グッバイ……カラ松……ガールズ……」
「……おれ……ここで……し、ぬ…の……?」
「おぉ…お……なんかグルグルす……る………」
「な…んで………ボク………ま……で————」
——数秒後にはラボに静けさが戻り、聞こえるのは五人の寝息とチョロ松のうわ言のみ。
「ホエホエ、頑張るダスよ。ワスは応援してるダス」
デカパン博士は送信ボタンを押し、チョロ松の頭の中へ五人の意識を送り込んだ。
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