第24章 チョロ松ルート1 病魔に侵されるシコ松
だがしかし——
「え、俺ヤダ。ムリー」
「フッ……ノーセンキュー」
「……猫の餌やり行かないと」
「ぼく録り貯めた野球見るー」
「あ、ささくれ発見!季節限定のハンドクリーム買いにいーこおっと」
やはり彼らはとことんクズだった。
踵を返し帰ろうとする五人を、デカパン博士は必死に引き止める。
「ホエーッ!?チ、チミ達なに血も涙もないこと言ってるダスか!?チョロ松くんの一大事ダスよ!?」
クズ達は顔を見合わせると、口々に文句を言い始めた。
「えー?だって俺ら心配してちゃんとデカパン博士のとこまで連れてきたし、もう十分頑張ったから。シコ松の頭の中とか絶対入りたくなーい」
「インブラザーして射精してるのを見せられるなんて、まっぴら御免だぜ」
「童貞拗らせきったシコの中とか、考えただけで吐き気する…」
「鬼畜無理ゲーだね!」
「じゃあ百歩譲って、ボクは兄さん達にがんばれーってエール送って待ってるね!いってらっしゃーい」