第24章 チョロ松ルート1 病魔に侵されるシコ松
「チョロ松にーさーーん!!」
「マジカルシコ……え、なに?十四松?」
「フルチンでさっきからマジうるさい!」
(いったぁぁぁああ!!)
トド松の箸からポロリとソーセージが落ちた。
四人は時が止まったように固まる。
(あいつサラッと言っちゃったよ!?俺らが何ページも悩んでたの何だったの!?)
(ストレートすぎるぞじゅうしまあぁぁあつ!)
(アホらし…最初から十四松に頼んでりゃよかった)
(でもよかった!ボク、十四松兄さんが十四松兄さんで本当によかったよ!)
固唾を飲んで五人はチョロ松の反応を待った。
すると——チョロ松はボンヤリと己の股間を見つめ…
「あぁ、うんこして脱ぎっぱなしだったシコ…」
「平然っ!!??」
「チョロチョロ……シコシコ……」
また取り憑かれたようにシコシコ言い始めてしまった。
「もう…もうやぁだぁぁああ!!!!」
トド松の悲鳴じみた叫び声が、もの悲しく松野家に響いた。
その後、朝食を終えた後もシコ松はフルチンでぶつぶつ独り言を言い続け、丸一日ろくな会話が出来なかった。
これは一大事と気づいた五人は、翌日急いでデカパンラボへとチョロ松を連れて行くのだった。
・・・