第6章 危険な悪戯
ベッドが軋む音、床に落とされた修道服、ベッドの上には髪も顔も乱れさせ喘ぐ淫魔の姿。
『ゃ……ひぅ、んんっ』
下着は身につけたまま、その上からローターで秘部を刺激されは腰をくねらせ口を押さえる。
天使に主導権を握られ、こんな事をされてるのに怒りを感じているのかの爪も牙も伸びきっていた。
でも、それでハラに噛みついたりという反抗する様子は見せない。
「ちゃんと守ってるんだ。 偉いねぇ……ひひ」
『ちが、ぅ……っ、ぁ……は、今すぐ、引き裂いて…や、ぅあっ』
「そんな弱々しく言われても、ねぇ……」
『!? 〜〜〜〜っ♡』
ギュッと押し込まれたローターの振動ですぐに絶頂へと導かれ声を抑え込みながらイってしまう。
頭が真っ白で下半身に力が入らない。
相手が天使だということが私の理性を繋ぎとめているから、早く止めさせないと。
『はっ……はぁ、や、だぁ……も、やめて』
必死に手を伸ばして止めようとするが、その手は空を切るだけでその行為は止まらない。
下着がずらされて、さっきのローターとは違う何かがソコに当たる。
「止めないよ。 が僕の物になるまで……」
『ハラの……物、? 私が……?』
「そ、が自分から強請ってくるようになるまで……ね」
『な、んで……ぅぁ、なに、入ってくる…ぅ』
無機質で冷たい大きな何かが、秘部を押し広げながら入ってきて体を固くする。
「バイブって、知らないの? まぁ説明するとしたら、男性器の形をしたオ・モ・チャ☆」
『そん、な……の……っふぅ』
奥まで入ってくるのかと思いきや、少ししか入れてくれなくて入口ばかり刺激されて、もどかしい。
尚も口を押さえ声を押し殺しながら、必死に理性を繋ぐ。
でも、もどかしい。
もっと、ちゃんと奥まで……気持ちよくして欲しい。
だけど、紅楼じゃない……天使に強請るなんて。
……限界だよ。