第1章 最悪な出会い
『私は……。 あ、お前も名乗れよ? クソ神父っ』
「……って、誰がクソ神父だって?」
『い″ぃぃぃっ?! ぁたっ、ぐぁ……ご、めっなさい!!』
「……よろしい」
この神父、いきなり十字架を当てに来やがった。
痛いしっ……最悪。
『はぁ、はぁ……で? 名前は』
「紅楼(クロウ)、変わった名前だろ?」
『変わってる、ホント変わってるよ。 変な枷まで着けられたし』
「それはが逃げないようにしてるだけさ。 まぁ、羽がそれだから飛べないだろうけどね?」
右羽を指さされ破れていたのに気づいた。
昨日の紅楼の攻撃で破れたんだ。
微笑んでる顔に余計腹が立ったが、手出しは出来ず睨む事しか出来なかった。
……というか、お腹空いた。
さっきから空腹のうえ、紅楼の匂いで変になっちゃいそうなんだけど。
『紅楼っ…………お腹、空いた。 いい匂い、する……食べたい』
ぐぅぅぅっとお腹が鳴り、もう我慢出来ない。
枷の着いた手で紅楼の服を掴むと、胸に十字架を当てられる。
『っぅぐ、あ″ぁぁっ……』
「ったく、こっちに来い」
直ぐに離されたが今度は腕を掴まれ引っ張っていかれる。
空腹でおぼつかない足取りで強引に連れてこられたのは、さっき私が居た部屋だった。
「ここなら良い。 ほら」
『ぁ、ごはんっ……』
紅楼をベッドに押し倒してズボンと下着を下げる。
現れたソレを口に含み舐め、直ぐに自分の秘部に当てがう。
『ごはんっ、ごはん……っ♡ んぅっ』