第4章 嫉妬は蜜の味
息が、苦しい。
初菜さんはまだまだ余裕そうで、ビクビクとまだ痙攣している体を起こされうつ伏せにさせられる。
次は何かと期待する自分。
後ろを見てみれば、初菜さんの女性器が男性器に変化したではないか。
『な、なに……それ』
「ふふん、こんな事も出来るって便利でしょう?」
信じられない……そんな事出来るって、知らなかったというか、ありえるのか。
「ほらほらちゃん、驚いている場合じゃないよ〜?」
『ぇ、やっ、あぁぁぁぁぁっ』
ズルズルと変化したその男性器を埋め込まれ、すぐさま絶頂へと導かれる。
ベッドのシーツを握りしめ顔を擦り付ける。
最初はゆっくりから、そう思っていたのに……
『あぅっ?! あ、あぁぁぁぁっ! んぁ、ぁう』
激しいピストンに甘い叫びが漏れる。
『にゃ、んでぇ……あひっ、はげし、あんっ、ぁあ』
呂律が回らないなか初菜さんに問いかける。
なんで、ゆっくりしてくれないの…
「だって、ゆっくりじゃっ、満足……はぁっ、出来ないでしょっ」
初菜さんも息を乱しながら責め立ててくる。
途中で何度も達しているのに初菜さんはスピードを緩めてくれない。
このままだと飛んでしまいそう。
そんな時初菜さんに顔を上げさせられ目の前の光景に驚く。
「ほら見て、紅楼も見てるんだよ?」
『〜〜〜〜〜〜っ!!』
扉の前に立ちこちらを見てる紅楼の姿を見て、私は声にならない叫びを上げながら腰をガクガク震わせてイッてしまった。