第3章 空腹対処法
部屋に戻るまでずっと紅楼のすぐ後ろをついてきたが、もう匂いのせいで身体が火照ってきてしまった。
部屋に戻るまでの我慢だけど……無理そう。
思わず紅楼の腕を掴んでこちらを向かせ顔を近づける。
『いい、匂い……いただきまs((』
「こら、駄目って言ったよね?」
口を手で覆われ止められた。
ダメでも、我慢出来ないもん……
ペロッ
私の口を塞いでいた紅楼の手を舐める。
ご飯、下さい……っ
掌から指へ、夢中で紅楼の手を舐めていると服から出していた尻尾を引っ張られて口を話す。
『ぎいっ?!』
「ったく……部屋に入るまでもうすぐなんですから」
呆れた顔で私の手を引き近くの扉を開ける。
本当にすぐだった…
部屋に入るとすぐに服を脱いでベッドに乗る。
『お腹空いた、紅楼……今日もいっぱい頂戴?』
「はいはい」
『んっ……』
紅楼の指が私の喉元を通って胸元に到達する。
昨日と同じように乳首を弄られるが、くすぐったいと言うか……あんまり気持ちよくない。
「、気持ちよくないでしょ?」
『うん……なんか、くすぐったい』
「じゃあ唾液」
指を出されまた口に含む。
唾液いっぱいつけなきゃ。
私の口から抜かれた指は沢山の唾液で光っていた。
紅楼はそれを両方の乳首に塗ってくる。
『んっ……気持ちよくなる?』
本当に快楽に変わるか少し気になり尋ねると、紅楼は顔色一つ変えずに答え胸に向かって息を吹きかけてきた。
「すぐに効いてくると思うよ。 ふっ」