第1章 災難な1日
──────ドォンッ
いきなり大きな音がしたので私は思わず目を開ける。
な、なに??
まさか、まだ災難続くの??
爆発だよね?今の…。
男の人達のようすをみると、
ドアの方をみんな向いていた。
私もドアの方をみると、煙の中に人影が見えた。
「誰だ!!」
「…うるせぇ……昼寝の邪魔だ…」
低い声でそういった人は段々と近づいてくる。
私は身体を起こし、その様子を伺う。
「お前は…!!」
男の人達は驚いた様子で顔を青くしていた。
知ってる人なのだろうか?
「……散れ」
赤髪の怖そうな男の人はそういって、
なにやら炎を使って男の人達を一瞬で倒した。
あまりにも一瞬のことで、私はただぼーっと見てることしかできなかった。
そして、その炎はとっても綺麗だった。