第1章 災難な1日
「違う違う!え?なに今ので伝わらなかった?」
伝わりません。
「いや、もしかしたら…天然系ビッチじゃないっすか?!」
天然じゃないし…ビッチってなに?!
「いや、逃げようとしてんじゃねーか?」
別に逃げようとはしてませんけど…
逃げたいですけど…。
「まぁいいや、ヤっちまおうぜ」
と、大きな男の人が私のことを担ぎベッドに投げる。
「いたっ…」
柔らかいベットとはいえ、もう少し優しく扱ってほしいです。
なんて、私は油断していたせいか手錠を頭の上のところで付けられてしまった。
え、ハンデ?!
いや…私の方が弱いと思うんだけど!
こっちがハンデほしいです!!
「ちゃんと、ビデオ回せよ」
「わかってるって」
リーダーっぽい人が私の上に馬乗り状態になる。
そして、1人がビデオを回した。