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十人十色.

第1章 災難な1日



「あ、おかえり」

「おかえりなさい」

なんで…まだ夕方なのに…パパがいるの??

「ただいま、パパお仕事は?」

「うん、その件なんだけどな……父さんリストラされてな…職か無くなったんだ」

……え、、えぇぇぇぇ?!
リリリリ、リストラ?!

「でね、。パパと決めたんだけど…私達、離婚することにしたの」

り、離婚??
え、離婚?あの離婚?パパとママ離婚?

「どっちについて来たい?もしくは、一人暮らししてもいいんだぞ?バイトもしてるんだしな」

「あ、えっと…バイトクビになったし…い、いきなりそんなこと言われても…」

私の頭の中は只今混乱中。

「ちょ、ちょっと…考えさせて」

私はその場にいてもたってもいられなくて、家から飛び出た。

こんなに、災難なことってある?
赤点のオンパレードに、バイトをクビにされ…パパのリストラ…両親の離婚…。
これ以上、災難なこと起きなければいいけど…
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