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十人十色.

第2章 赤い集団



「天然って、、天然じゃないですよ!」

「草薙さん!俺、赤面症じゃないです!!」

私と美咲くんは、必死に否定する。

「はいはい。ほら、遅なってしもーたけど…軽食でおにぎりと味噌汁作ったで」

草薙さんは、私と美咲くんと鎌本くんに用意してくれた。
いついなくなったのか、たくさんいた人たちはいなくなっていた。

まさか、幻覚?!

「あの、、たくさんいたあの人達は…?」

「あー、もう家帰ったで」

「あ、家あるんですね…ってことは、みんなも帰ってしまうんですか?」

「せやな、尊とアンナは上の階におるけど…他はみんな家に帰るで」

あー、そーだったんだ。
アンナって周防さんの彼女とかかな?
さすがに二人の邪魔はできないから、ここで寝るとして…この広いところに1人か…

「どーしたの?寂しい?」

十束さんに図星をつかれて、驚いた。
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