第2章 赤い集団
「草薙さん、ちゃんこれじゃあ着られないよ」
「あ、せやな」
すると、京都弁のお兄さんは手錠に触れ一瞬で燃やした。
「ほら、これでええで。あー、でも痕ついてしもーたな」
「あの…ありがとうございま…す」
「気にせんでええよ。十束、ホットミルクができるまでこの子の相手したってや」
「はーい」
私は、Tシャツを急いできるとぴしっと座る。
「Tシャツやっぱり長いねー、スカート隠れちゃってる。って、そんなかしこまらなくていいんだよ?楽ーにね?楽に」
「あ、はい…」
楽にと言われても…
出来るわけがない、、。
「あ、俺は十束多々良。よろしくね」
「十束さん…」
「そうそう!安心して、とって食おうなんてことしないから」
「あ、はい…」
…大丈夫みたい?…うん。
きっと大丈夫…だと思う。