第6章 BATTLE
一方モニターの中では、爆豪君が爆破を推進力にオタク君に迫っていた。
爆豪君がオタク君を蹴り付けた隙に、麗日さんが通路を抜けてく。
爆豪君は、麗日さんに見向きもしない。
薙景
「訓練より、オタク君と戦いたいってか…」
風利
「何なのアイツ…」
オタク君が、爆豪君の足にテープを巻き付けようとした。
爆豪君が、オタク君に殴りかかり、オタク君はそれを身を屈めて避ける。
切島
「凄えなあいつ‼︎“個性”使わずに渡り合ってるぞ!」
オールマイト
(元々、咄嗟の判断に優れていたっちゃ優れていた!)
オタク君は、爆豪君の動きを予測してるんだ…
オールマイト
(少年が、何年にも渡って書き溜めて、頭に染み込ませたであろうオタク知識が今‼︎背を押された事によって…報われてるんだ‼︎)
オタク君が、爆豪君から逃げ始めた。
戦略的撤退ってやつね、ちゃんと戦略練らなきゃ…“個性”使わずに勝つ事なんて無理だろうし。
爆豪君は、激昂し両手の爆破を繰り返してる。
上鳴
「なんか、すっげーイラついてる。コワッ」