第5章 結果発表
〜風利 side〜
オールマイトとの通話から数分後、私と姉さんは帰宅した。
風利
「まだ、4人は来てないみたいだね」
薙景
「あー、入学祝いしてくれるんだっけか…別に良いのに」
リビングに入り…私は、姉さんより先にソファーに身を沈めた。
風利
「うー…疲れた…」
薙景
「あんな体力テストくらいで?」
姉さんから、揶揄うように言われる。
風利
「それは大した事ないけど…疲れたっていうのは、心労の方」
主に相澤先生の所為だけど。
薙景
「まーまー、そんな怒んないでさ…本当に除籍がなくて良かったじゃん」
風利
「脅すような嘘を吐くのが信じられないの!」
いくら全力を測る為とは言え、あんな…
薙景
「…相澤先生は、本気で最下位を除籍するつもりだったと思うよ」
風利
「!え……どういう事?」