第5章 結果発表
薙景
「はい」
オールマイトとの通話を、風利に代わる。
風利
「か…代わりました、風利です」
風利は、小さい頃からオールマイト大好きだから、いまだに話すの緊張するらしい。
風利
「はい…元気です。…ありがとうございます!」
褒められたのかな、風利が嬉しそうに笑う。
風利
「でも、殆ど姉さんに負けてて…はい、頑張ります。…」
それから少し話は続き、やがて終わったのか風利からスマホを返された。
薙景
「風利、長い」
風利
「だ、だって、オールマイトと話すの久しぶりだったしっ」
薙景
「これから学校で話す機会、いっぱいあるでしょ」
オールマイト、雄英の講師になったんだし。
風利
「それはそうだけど…」
薙景
「…まぁ、良いけどさ」
私は、鞄の中にスマホを戻した。
薙景
「じゃ、帰ろっか」