第30章 友達の激励
麗日
「そっか。風利ちゃん、爆豪君と戦いたいんだね」
お茶子ちゃんが私に向かって笑う。
麗日
「私は、風利ちゃんと戦ってみたかった!」
風利
「⁉︎え…」
麗日
「風利ちゃんって、いっつも目標に真っ直ぐ向かってて…凄いなぁって、風利ちゃんと戦うなら、私も一生懸命にならんといかんなって思う」
風利
「そんなこと…」
麗日
「ある!」
お茶子ちゃんは、私の両手を取ると、ギュッと握ってブンブンと振った。
麗日
「だから、私の分も勝ってね!爆豪君にも薙景ちゃんにも!」
私はちゃんと謝れなかったのに…お茶子ちゃんは、優しく励ましてくれた。
麗日
「私は届かんかったけど、風利ちゃんならきっと勝てる!…あ、でも無茶して怪我はしないでね」
風利
「…ありがとう、お茶子ちゃん」
私は、私の中にあった後悔な気持ちが軽くなるのを感じて…お茶子ちゃんに心から感謝した。
風利
「けど怪我に関しては、試合前のお茶子ちゃんに同じ事言いたい」
麗日
「えへへ(汗」