第30章 友達の激励
麗日
「デク君だって、直ぐ先見据えてやってるし…負けたからって負けてられんよ」
緑谷
「………そんな─」
プレゼント・マイク
《あーーーおォ‼︎今、切島と鉄哲の進出結果が‼︎》
緑谷/風利
「!」
マイク先生の声が、控え室のスピーカーから響いた。
風利
「腕相撲の結果が出た…?」
プレゼント・マイク
《引き分けの末キップを勝ち取ったのは──切島‼︎》
切島君が勝ったらしい。
プレゼント・マイク
《これで二回戦目進出者が揃った!つーわけで…そろそろ始めようかぁ!》
緑谷
「…もう…!」
二回戦最初の試合は、緑谷君と轟君の対戦…
風利
「えっと…頑張ってね、緑谷君」
緑谷
「う、うん。じゃあ…」
麗日
「ああごめん!私おって、デク君全然準備が…!」
緑谷
「大丈夫だよ」