第29章 対等の相手
プレゼント・マイク
《流星群ー!!!》
緑谷
「そんな捨て身の策を……麗日さん‼︎」
フィールド上の爆豪とお茶子ちゃんに、無数の石片が降り注ぐ。
麗日
(こんだけの量‼︎迎撃にしろ回避にしろ、必ず隙が出来る!その瞬間に超必で距離詰める!)
お茶子ちゃんが、爆豪に向かって再度突撃を始めた。
麗日
(勝つ‼︎勝って、私もデク君みたいに─)
──BOOM!!!
「「‼︎」」
爆豪が、自身の真上に一際高威力の爆破を放った。
ドッ ダッ
爆風に吹っ飛ばされたお茶子ちゃんの体が、フィールド上を転がる。
風利
「一撃で…」
自身にかかる石片全てを粉々にするなんて!
プレゼント・マイク
《会心の爆撃‼︎麗日の秘策を堂々───正面突破‼︎》
爆豪
「フウーー…危ねぇな」