第29章 対等の相手
八百万
(攻撃が止んだ⁉︎今ですわ!)
八百万さんが、左手に武器を創造する。
けど…
ミッドナイト
「八百万さん、場外‼︎」
八百万
「へっ?…ええ⁉︎」
八百万さんは、既に右足がフィールドの外に出てしまっていた。
ミッドナイト
「二回戦進出、常闇君‼︎」
常闇君は、〝黒影〟を収めると、その場で一礼をした。
プレゼント・マイク
《圧勝ー‼︎まさに圧勝‼︎常闇の黒影(ダークシャドウ)!これって最強の“個性”なんじゃねーの⁉︎》
八百万
「そんな…何も出来ずに……何も…!」
俯く八百万さんを背に、常闇君はフィールドから退場して行った。
緑谷
「常闇君、凄過ぎる!八百万さんの造った盾だけに攻撃を集中させて、場外まで押し出すなんて!」
尾白
「八百万の…身体を気遣った⁉︎」
薙景
「紳士だね〜」
尾白
「それだけ余裕があるって事か……悔しいだろうな…」