第29章 対等の相手
八百万
「次に武器を!」
八百万さんが左手に何かを創造しようとしたけど、再び〝黒影〟が八百万さんに突進する。
ガンッ
八百万
「っ!」
八百万さんに創造する時間を与えない気だ。
八百万
(思考が纏まらない‼︎)
空中で身を翻した〝黒影〟が、またもや八百万さんに突進する。
ガァンッ
八百万
「‼︎」
八百万さんの腕から盾が落ちた。
直ぐに八百万さんは、同じ盾を創造する。
ガンッ
八百万
「きゃああ!」
構える前に突進され、八百万さんの体が大きく退がる。
すると、〝黒影〟が動きを止めた。