第26章 憧れの人
エンデヴァー
「あの二人の…!」
薙景
「はい」
エンデヴァーは、顎に手を当てながら納得したように頷く。
エンデヴァー
「成る程…道理で優秀な訳だ」
薙景
「!…あ、ありがとうございます」
褒められた…憧れの人から言われると、やっぱ嬉しい…!
薙景
「轟君の父親がエンデヴァーさんだと知った時は驚きました。凄い人だとは思ってたけど…」
エンデヴァー
「焦凍は、いずれオールマイトを超えトップヒーローになる。その為に生まれた子だ」
薙景
「!」
…エンデヴァーが、ここまで執着心の高い人だとは思わなかったな〜…
エンデヴァー
「君の試合は?」
薙景
「この次です」
エンデヴァー
「是非勝ち進んでくれ!君と焦凍の対戦を見てみたい」
エンデヴァーの目がギラついて見える。
自分の子が、ライバルの子とどんな戦いをするか…それに期待している目だ。